
ゴミ屋敷の買取
住居や敷地内に大量のゴミや不用品が放置されたままの状態のゴミ屋敷。「ゴミ屋敷」と言われ、不動産の処分に困っている方。売却のポイントや東京の買取事例をプロが解説します。


解説していきます
東京で45年以上買取事業を中心とした不動産業を経営。一般的には不動産会社に買取を断られるような物件においても高額買取を実施。各分野のプロと提携しているため、買取だけではなく、相続時の権利問題など物件の"困った"を包括的にサポートしています。

ゴミ屋敷とは
ゴミ屋敷とは、住居や敷地内に大量のゴミや不用品が堆積している状態の物件のことです。戸建ての場合は、境界線を越えて近隣の敷地や道路にゴミが散乱することもあります。
衛生面・防災面の問題が発生
ゴミ屋敷には長い間放置されたままのゴミが山積みされているため、悪臭は敷地外にも漏れます。マンションのベランダに放置されているゴミの山でも悪臭や害虫の発生源となり、隣の部屋に悪影響を与えることも。
可燃物が含まれている場合は、タバコの火の不始末や放火などで近隣の家まで延焼する恐れもあります。
度重なる指導に従わなければ
行政代執行の対象に
長期間、ゴミ屋敷を放置することにより、近隣の苦情から自治体の調査、指導・勧告が行われます。また、住人や売主に繰り返し通告しても改善されない場合は、行政代執行が行われることに。これは、自治体が物件所有者に代わって、ゴミの撤去を行うものですが、撤去費用、調査費用は、所有者に請求されることになります。
ちなみに、行政代執行にかかった費用を支払わない場合は、不動産のほか、預貯金や自家用車、貴金属など、所有者の全財産が差し押さえられることもあります。
ゴミ屋敷の買取(売却)が
難しい理由
ゴミの撤去・リフォーム費用が
かさむ一方で評価額が低くなる
解体せずに物件として売却するには、大量のゴミの撤去が前提となります。しかし、売主本人だけでは対応しきれず、専門業者に高額な費用を支払って処分してもらうことになるでしょう。
壁紙や床材が腐食しているほか、住宅設備にも影響が出ている可能性も。そのため、大規模なリフォームが必要になることもあり、売主の負担が大きくなります。しかし、それでも元ゴミ屋敷であったために、評価額が低くなることもあります。
近隣トラブルへの対応が難しい
ゴミ屋敷の大量のゴミは、建物や敷地の外にもはみ出すことも多く、悪臭や害虫の発生のほか、道路の通行の妨げや近隣住民を危険にさらすおそれもあります。また、度重なる苦情に対応しなかったことで、近隣トラブルが深刻化することも。
近隣トラブルは、時として売却後の買主にも影響を与えることもあります。しかし、売主だけで近隣トラブルを解消するのは難しく、売却まで至らないケースもあります。

丸ごとお任せ可能
翔栄は、たとえゴミ屋敷でもそのままの状態で買取可能。ゴミの撤去やリフォームにかかる前の手間や費用は全く必要ありません。
面倒な手続きや負担を取り除き、不動産を手放せるようサポート。売却の手数料や事前費用が発生しないため、スムーズに買取ができるのが大きな魅力です。

東京のゴミ屋敷のポイント
- 近隣トラブルになりやすい
- 再開発エリアでは、更地化すれば資産価値が向上する可能性も
東京では、住宅密集地にゴミ屋敷があると、近隣住民からのクレームが発生しやすく、行政指導の対象となることもあります。
ゴミ屋敷の売却は、ゴミの撤去が課題となりますが、買取業者によっては撤去作業を代行してくれるところもあるため、手間をかけずに売却できる可能性があります。
また、都心部や再開発予定のエリアでは、解体して更地にすることで資産価値が向上することもあるため、売却時に土地の活用方法を考えるのも有効です。
ゴミ屋敷の買取業者の選び方
ゴミ屋敷の対応能力があるか
通常の不動産会社では、ゴミ屋敷の買取を断られることが多いため、以下のポイントを業者に確認しましょう。
- ゴミがそのままでも買取可能かを確認する
- リフォームや解体なしで売却できるか
- 過去にゴミ屋敷を買い取った経験があるか
追加費用や手数料の有無をチェック
ゴミ屋敷の売却では、解体費用や撤去費用を売主負担とする業者もあるため、契約前にしっかり確認しておきましょう。
「買取価格が高いと思っていたら、後から撤去費用を請求された…」というケースを防ぐためにも、契約内容を事前に確認し、不明点はしっかり業者に質問することが大切です。
ゴミ屋敷は、ゴミの撤去や清掃、リフォームなどの費用がかかるだけでなく、近隣トラブルへの対応も必要であるため、売主に大きな負担がかかります。そのため、ゴミ屋敷の売却に際しては、ゴミ屋敷の買取のノウハウや実績があり、近隣トラブルへの対応にも精通している買取業者を選ぶことが大切です。
ゴミ屋敷の売却までの流れ
ゴミ屋敷の一般的な売却の流れは次の通りです。
- 査定の依頼
- 不動産会社の選定
- 解体・リフォームで通常物件に近い状態に整備
- 売り出し価格の設定
- 売却活動(買主に対する心理的瑕疵の説明)
- 売買契約の締結
- 必要書類の手配
- 物件の引き渡しと代金受取
まとめ:
ゴミ屋敷売却のポイント
ゴミ屋敷は、大量のゴミの堆積により、衛生面や防災面などの問題により、近隣トラブルが深刻化することがあります。また、行政代執行の可能性もある一方で、ゴミの撤去や清掃などに多額の費用を投じても、評価額が下がることも。
ゴミ屋敷をなるべく早く売却したいのであれば、取扱いのノウハウや実績が豊富であるほか、ゴミを残したままの買取、トラブルへの対応が可能な不動産会社に依頼することをおすすめします。