
空き家の買取
一定期間以上、居住・使用しておらず、放置されたままの空き家。所有しているだけでもさまざまな費用がかかることも。「空き家」と言われ、不動産の処分に困っている方。売却のポイントや東京の買取事例をプロが解説します。


解説していきます
東京で45年以上買取事業を中心とした不動産業を経営。一般的には不動産会社に買取を断られるような物件においても高額買取を実施。各分野のプロと提携しているため、買取だけではなく、相続時の権利問題など物件の"困った"を包括的にサポートしています。

空き家とは
空き家とは、一定期間以上誰も住んでいない、または使用されずに放置されている家です。国土交通省の「空家等対策の推進に関する特別措置法」においては、居住その他の使用がなされていないことが常態である建築物のことを空き家と定義されています。
空き家の買取(売却)が
難しい理由
劣化した空き家の売却には
費用がかかる
空き家は劣化が早く、屋根や壁、床などの建物本体はもちろん、水回りや外構も老朽化していることがほとんどです。また、カビやシロアリの被害のほか、雨風にさらされているため、構造自体がもろくなり、特に締め切った状態ではさらに劣化が進みます。
排水溝からのにおいがきつくなり、においの敏感な方にはつらくクレームやトラブルに繋がる恐れも。
空き家をそのまま売却するためには、高額な修繕費用がかかります。また、空き家を解体して更地にするにも、解体費用が発生。修繕費用や解体費用は、場合によっては数百万円に及ぶ可能性もあります。
放置するほどに資産価値が下がり
売却が困難になる
空き家を放置すると、建物の劣化が進行し、家屋としての価値が年々目減りしていきます。
その結果、売却が困難になるだけでなく、本来高い資産価値を持つ物件であっても評価が下がり、目に見えない損失を生み出すことになります。
さらに解体した場合は、住宅用地の特例適用外となることで、土地の固定資産税の負担も増加します。

残置物の片付けも必要ありません
翔栄は、空き家をそのままの状態で買取するため、修繕や解体費用が不要です。通常、売却前にリフォームや解体が必要になることが多いですが、余計なコストをかけずに手放せるため、売主の負担を大幅に軽減。
また、残置物の片付けも不要です。片付けや不用品処分の手間を省き、スムーズな現金化を実現します。

東京の空き家のポイント
- 23区内でも空き家が増加し、問題が深刻化
- 特定空き家に指定されると税負担が増えるため、早めの対策が必要
東京では、空き家問題が深刻化しており、特定空き家に指定されるリスクがあります。 特に、管理されていない空き家は税負担が増えるため、早めの売却が推奨されます。
空き家の買取業者の選び方
空き家の買取に特化した業者を選ぶ
老朽化が進んだ空き家でも、そのまま買い取ってくれる業者を選ぶことで、リフォームや解体の負担を減らせます。不動産会社によって対応範囲が異なりますので、どこまでサポートしてもらえるかは必ず確認しましょう。
売却後のサポートが充実しているか確認する
契約後に追加費用が発生しないか、解体やリフォーム費用を業者が負担してくれるかなど、売却後のサポート内容を確認することもポイント。税務手続きや確定申告についてアドバイスがもらえる業者を選ぶと、売却後の手間も軽減できます。
契約条件や手数料を確認する
契約後に思わぬ費用が発生しないかどうか、手数料や解体費用が買取価格に含まれているかを事前に確認することが大切です。売却手続きが複雑な場合もあるため、不明点をしっかり業者に質問し、納得した上で契約を進めましょう。
空き家の売却までの流れ
空き家の一般的な売却までの流れは次の通りです。
- 査定の依頼
- 不動産会社の選定
- 必要に応じてリフォーム、リノベーション
- 売り出し価格の設定
- 売却活動
- 売買契約の締結
- 必要書類の手配
- 物件の引き渡しと代金受取
まとめ:
空き家売却のポイント
一定期間以上居住、使用していない空き家は、放置するほどに劣化が進み資産価値が下がります。また、所有しているだけで固定資産税や維持費がかかり、ムダな出費がかさむことに。さらに、売主自らリフォームや解体するためには、さらに高額な費用が必要になります。
とにかく空き家を早く処分したい場合は、不動産会社が直接空き家を買い取ってくれる買取を依頼することをおすすめします。直接買取のメリットは、買主を探す手間や時間がかからないだけでなく、仲介手数料も不要で、短期間で売却できることです。